
《 プロフィール 》
CHIEKO ibukiart.
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「生きること 心の模索 混沌の時間」
幼い頃、訳もなく、この世界が好きになれなかった。
何故この世界で生きているのだろう。何故この「わたし」が、この肉体に来なければいけなかったのだろう。と、いつもどこかで感じていた。
10歳の頃、「人生は苦痛そのものなんだ。それなら、苦痛だと見える方を選んで生きて行こう。」と思った。自分の意志で「生きる」ことを選んだ瞬間だった。
それから不思議と生きることが愉しくなり、心は自ずと、この世界へと開かれていった。自然に満ちた環境で、心は豊かに育まれ、自然との交流は、私に癒しと歓びを与えてくれた。
少しして、この世界は、本当のものは見えにくくなっているように感じた。それを見る力を身に付けたいと思った。そうして「本当のもの」を探す旅が始まった。本当の友達、本当の心、本当の教育、本当の私、そして、本当に生きるということ・・・。
11歳から書き始めた詩は、「本当のもの」を探す旅の過程で、時に役に立った。自分の心に素直になれる場所となり、内面と正直に向き合う時間となった。それは、表現することで、更に深まっていった。
20余年間は、保育士として、学童期や思春期の子どもたちと向き合った。生きるとはどういうことかを伝えたくて、模索し続けた。そして、プロセス指向心理学やエンカウンターと出会った。
結婚、流産、精神的な病、紆余曲折の人生、苦痛と闇に囲まれた壁、いつの間にか身動きが取れなくなっていた。心と身体が停止したような日々、出口の見えないトンネルの中で、見失った私を探し続けた。
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「生きる歓び 心の潤い 幸せを感じる瞬間」
一時停止した心と身体を取り戻すため、ヨガを始めた。それは、座禅やメディテーションを経て、スピリチュアルな世界へとつながっていった。
そんな中のある時、光が射したように話が舞い込んで、導かれるように北海道にいた。そこには、繋がり合いと寄り添い、わだかまりのない世界で、素朴に生きる空間があった。大自然の真ん中で、人々が共に生きる営みが流れるように繰り返され、営みそのものが癒しの空間になっていた。どこか懐かしいその空間で自由を取り戻し、苦痛と闇のトンネルを抜け出すきっかけとなった。
時が流れ、新たな生活の場で、新しいカメラを手にし、水平線から昇る太陽にレンズを向けていた。輝く朝の風景は、眠っていた心を目覚めさせ、胸を躍らせた。苦痛と闇の世界は、レンズを通して次第に癒されていった。そうして撮り続けた朝の風景は、写真家としての道を切り開き、ibukiart.としての躍動となった。カメラを向けることで自然との対話が促され、心が、より潤しくなっていった。
人生の新たなパートナーと出会い、「奇跡講座 (ACIM)」を学び、「赦し」がもたらす真の癒しを知った。スピリチュアルな概念を超えて本来の自然な在り方に触れたことで、「本当のもの」を探し続けた旅に終止符を打った。
長い長い道のりを経て、今、「奇跡講座 (ACIM)」の「赦し」と、「ホ・オポノポノ (SITH)」 の「クリーニング」を併用させながら、本来の心を思い出す道を歩んでいる。内なる心に導かれながら、真に癒された心で、いろいろな人と繋がり合いたいと感じている。
内なる心の躍動、完全なる心の自由、静寂なる心の親交・・・。
すべてのイブキの営みが、そこにある。

【 展 示 会 】
2016 銀座 ギャラリー向日葵 (小川清美主催 グループ展)
伊豆高原 ギャラリーアジサイ舎 (二人展)
2017 銀座 フレームマン・ギンザ・サロン (個展)
吉祥寺 キチジョウジギャラリー (コラボ展)
【 掲 載 】
2017 I.H.M.WORLD 特集号
「祈り いのちの宣言」板倉リサ 祈り P.14~