～ 過去の イメージと記憶 ～

＜出会い＞

 

決して出会うことのなかった二人が、

大きな流れの中で導かれ、

それぞれが人生の節目を迎えたその時に、出会いました。

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その時にはわからなかったけれど、

お互いにどこか惹かれ合い、行動を共にする機会が増えていった頃には、

既にひとつの人生が終わり、

新しい人生の始まりを迎えていたのです。

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だけど、最初から

お互いがお互いを理解し、幸せな関係を築けていたわけではありません。

時に自分の想いや考えを主張し合い、

時に、大事な気持ちを伝えずに

幾度となく、気まずい思いを重ねていました。

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いつしか、お互いの気持ちはすれ違い、

お互いのせいにしては自分を正当化し、同じ屋根の下で生活しながらも、

言葉を交わすことも、顏を合わせることも避ける日が

続いたこともありました。

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それでも何度か、よい関係を築こうと

お互いの心を向き合わせ、気持ちを話し合い、努力したこともありました。

 

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だけど、過去のイメージから離れられずに、

過去の記憶を引きずったまま、

冷たい戦争のような空気が漂う中で日々を過ごし、

私たちは、お互いを認めることも、その関係を修復することも諦めて、

時間だけが通り過ぎていきました。​​

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そして、

出会う前の状態に戻ることを選択し、

お互い新しい道を歩む準備を進めていたある日のこと、

すべてが逆転する瞬間を迎えたのです。

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それは、彼から始まっていました。

​ACIMのレッスンを始めていた彼の思考に、突然変化が起こったのです。

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だけどきっと私にも、それは始まっていました。

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＜新たな出会い＞

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出会い直した二人は、

新しい人生の始まりを、新鮮な気持ちで迎えました。

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お互いに思い描いていた過去のイメージも、

出会う前から引きずっていた過去の出来事や想いの記憶も、

全て表に出して、清算することを始めました。

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今まで避けていた事柄に改めて向き合い、

お互いが、自分の心の状態を素直に正直に観ること、

それをごまかさずに相手に表現すること、

その心に寄り添い、価値をつけず判断をせずにそのままに聞くことで

閉ざされていた心の扉を、少しずつ開けていきました。

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私たちは、お互いの人生を歩んできたそれまでにも、

心に向き合うこと、心を観ることの知識や経験があったけれど、

新たなその出会いの始まりを、

二度と同じ過ちを繰り返さないようにサポートしてくれたのが、ACIMでした。