
二人で歩む 赦しの物語
☆ はじめに ☆
ここに語る物語は、
奇跡講座を通して歩んできた、心の旅路において、
二人の関係性と関わり合いを中心に描いた
心の変容の物語です。
これまでの 二人の記録として、
「奇跡講座」を学ぶ誰かの参考として、
また、霊性に目覚め、心の旅路を歩むすべての人たちの道しるべとして、
助けになるのならと思い、このページを作りました。
心の旅路で、迷い彷徨いながらも、
前に進んで行こうとするあなたの、何らかのお役に立てたのなら幸いです。
* プロローグ *
一年後の今日、
幸せに過ごしている姿が どうしても想像できなかった二人が、
いま、こうして幸せに過ごしています。
それぞれの歩みと経験、
人生のパートナーとふたりで解ち合いながら 重ねてきた実践の数々を、
今度はあなたと共に 解ち合いたい・・・。
このページを通して、
伝えたいメッセージが伝えられたのなら、幸いです。
* パートナーからのメッセージ *
みなさま、
あらためまして、こんにちは。
過去を赦しながら綴ってみたいと思います。
2020年12月25日が、境界になって、
キリスト教徒でないのに、27日にミサに飛び入りして、
そこでのお話は、イエスの十字架刑のきっかけとなった、両替商たちへの激怒の物語でした。
奇跡講座的な視点では、
『怒り』は、分離を強める力動であり、如何なる場合にも正当化されないのですが、
その両替商の物語と自身の起業家としての半生が、何かシンクロした感覚が、起こりました。
そして、深いところで何かが赦された安心感に包まれました。
イエスは、十字架で愛のみを教えた。
ほんと、神の子に苦しみは有り得ない。神の愛が、愛に延長する・・・。
*
思えば、霊的な人生の始まりは、10歳の頃のある夜のことでした。
おばあちゃんの家で就寝し、ふと目覚め、
天井をぼんやり見ていたら、その上は何があるんだろう、宇宙の外は何があるんだろうと考え出し、
いたたまれない恐怖の中に投げ出されたことを思い出しました。
20歳の頃、
父親との自動車事故の瞬間再来しましたが、
この恐怖は、ケロッと忘れて(解離)しまいました。
そこから、約20年、
ビジネスマンとしての自己概念をせっせと構築し、競争社会で生き延びようと必死でした。
失敗も成功も浮き沈みも経験して、
関東東北大震災をきっかけに、ビジネスに対する見方が、代わりはじめました。
そして、大きめの病気を経験して、過去の全てを手放す選択が起こりました。
その後、今のパートナーとのご縁が始まりました。
奇跡講座でいう、特別な愛と特別な憎悪を揺れ動きながら、
その関係は柔和となり、聖なる瞬間を受け入れられるようになってきました。
*
奇跡講座と出会ったのは、競争人生と同時並行的でした。
今から10余年前に
まだ本格的な翻訳本は出版されていない時期に、
田中百合子さんというイエズス会の関係の方の翻訳データと出会ったのですが、
数ページ読んで(思い起こすと奇跡の原理の辺り)何がなんだかわからないと 自我の抵抗が起こり、
その後、離れて、2016年からまた本格的にワークブックの一年間。
テキスト、教師のためのマニュアル(中央アート出版バージョン)の順で読み進め、
同時に、*ワプニックさんの本、*ゲイリーさんの本や*アレックスさんの本、
奇跡講座の支援サイトを運営してくださっている
*加藤さんが解説された「思考の逆転」や「原因についてのコース」のDVDなど、
多層的螺旋的に学びながら、ここ2年は、どっぷりと内観に専念する事も叶いました。
赦しは、じっと静かにして、何もしない。 ただ、見て、待つのみで、判断しない。
この聖霊を教師とする、くらし。
最近は、形態としての学びは緩んできて、
聖霊のガイダンスに常に耳を傾け、何をするかは聖霊のガイダンスに従うことに馴染んできています。
それと同時に、
未だ罪、罪悪感、恐れの不意打ちも、起こりますが、
思考の逆転、聖霊なる瞬間を迎え入れる頻度は量から質へと深まりました。
*
これから、この深まりの中で、
愛と赦しに根ざした(経済?)活動が、神の意志とともに展開されるよう、
かっての自我の計画癖を手放し、未来を神の手にゆだね くつろぎながら、関わっていければと思います。
ほんとに何もわかってなかったということがわかり始めた今日この頃です。
そして、赦しの真価を実感しています。
ありがとうございます♪
2021年 りょうこう
*印のついた書籍やDVDについては「おすすめ」のページを参照してください。