繰り返しのリズム

毎日の　出来事

日々の　行い

それは　

繰り返しの　リズム

繰り返される　日常の

リズムの中に　神は宿る

陽は昇り　陽は落ちる

光が射し　影ができる

空の色は　彩を引き立て

土の色は　彩を際立たせる

風が吹いて　氣は流れ

風が止んで　氣は留まる

空が映る海に　波が起こり

土を這う緑は　香りを漂わせる

始まりの朝が　明かりを灯し

終わりの夜は　静かに耽ける

始めの一歩を　踏み出すと

やがて　

終りの一歩が　やってくる

大地に芽吹いた　植物は

大空へ向かって　生命を息吹き

花を咲かせて　実を結んでは

今や

いのちを含んだ　種子となる

目が覚める　始まりの瞬間

大きく欠伸する　口の中に

清々しい　息吹が拡がってくる

思い切り　吸い込んで

思い切り　吐き切る

始まりの呼吸が　細胞に活力を与え

深い呼吸と共に　活力が充ちていく

夜の闇に眠りつく　終わりのひと時

小さなため息が　静寂（しじま）を漂い

安らぎの　夢の中へと誘う

そっと　吐いて

そっと　吸い込まれる

終わりの呼吸が　身体を安らかに導き

細胞の隅々までを　呼吸で眠らせる

毎日の　出来事

日々の　行い

それは　

繰り返しのリズム

生命（いのち）の　息吹

リズムの中に　神は宿る