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恐れを見て 愛を見る(後編)

  • CHIEKO
  • 2020年5月12日
  • 読了時間: 5分

第一弾から今までをまとめた最終章

私への そしてあなたへのメッセージです 長くなるけれど 最後まで読んでいただけると幸いです






人は 誰でも 恐れの向こうに愛を見ることができる

例え そこに恐れを見たとしても それを過ぎた向こう側に 本当の愛を見ることができる

それは 知識や経験 過去の出来事には関係がない

ただ ささやかな意欲をもって そこに愛を見る と選択するのなら いまここで それは 誰にでも 等しく与えられる

そしてそれは 他の誰かをも幸せにする 人とは そういう力を持っている 大いなる存在だ




私たちは それを 信じられるだろうか 私たちは それを 受け容れられるだろうか

「裸の王様」の「子ども」のように ありのままに

それを純粋な眼で見るには あらゆるものを 「恐れ」で覆い隠し

すっかり大人になってしまった私たちには 心の練習が必要だ





「心と身体の健康」から 「心の状態」に集中して

意識を向けるようになった 私は 同時に 心の正しい見方を学んでいった

物事を ありのままにそのままに 真に観るには 今まで得てきた知識や概念を すべて疑うことが必要だった

それには時に 「恐れ」が伴い それは時に かなりの苦痛をもたらした

自分の思い込みに気づいては 手放す作業をひたすら続けた

そうして 「心の状態」に集中して3年 今も 淡々と続けられるその作業によって 心の中を より敏感に より繊細に見られるようになってきた


だけど

前よりも その感情に反応しなくなってきている





吐き気と目まいで余儀なくされた 自宅療養から10年 やっと見えてきた一筋の希望も失った 震災から9年

知識と 経験と 智恵が 今の私の中に すべて溶け込んでいる

今なら 何かの役に立ち 誰かの助けになることができる そう感じ初めている





恐れを抱かない人なんて この世には たったひとりもいない

だから 恐れそのものに恐れを抱かなくてもいいし 恐れをなくそうと 頑張らなくてもいい

心の中に抱いた 「恐れ」の感情は 蓋をしたり 強がったり 明るい方へと変えたり 正当化したりするのなら その付けは 必ず自分に返ってくる

心の中の感情は 「恐れ」か「愛」かのどちらかしかない

だから 心に「恐れ」の感情を感じたのなら  何もせず ただ じっと眺めた方がいい

そこにあると思っていた「恐れ」は いつしか消えてなくなっている

「恐れ」を見るその場所に 「愛」を見たいと 少しでも 思うことができたのなら 「恐れ」を見ているのは自分自身だと 疑うことなく

認めることができたのなら 「恐れ」は その瞬間に なくなっている




あなたは それを 信じられるだろうか あなたは それを 受け容れられるだろうか




光と闇のように 対極にあるものを比較して見ることを超え 木と森のように 一部と全体を判断して見ることも超え

光も闇も木も森も そこに見ていたものは それではなかったと気づき 恐れは 自分が作り出したと受け容れ 愛を選択したのなら

何もしないで ただ見ることで 消えてなくなっていく



そして 恐れが消えてなくなった そこにあるものが「愛」だ




「愛」は 大いなる存在の 私たちが持っている力であり 大いなる存在へと繋がり その存在を信頼して生きる力だ

それは 歓びであり 幸せであり その存在そのもの


私が私でいること 私が本来の私で生きること

それが 私が10年の歳月をかけて追い求めてきた 「心と身体の健康」の 答えであり 震災後 一筋の希望を失った後に得た 光の種は その 大いなる「愛」へと繋がる種だった







最後に 新型コロナウィルスに対する 世界の対応と状況に 少し目を向けて終りにしよう

コロナウィルスへの対策を 何もしなかった スウェーデン ベラルーシ カンボジアの3か国は およそ70日間で 収束したと聞いた


そして 様々な国の対策と状況を調べた結果 改めて わかったことは

本質的に 人は人と共に生きる生きものであって お互いが触れ合うことで 免疫力が高まり 繋がることで 生きる力を見出す事実があるということ

社会的距離は 病気の確率も高くなり 孤立は 死へと繋がりやすい事実があるということ

さらに 対策をしてもしなくても それは自然に 収束していくものなのだということ

本来 人が生きるために必要なことは すでに私たちに 用意されていて 心配することなく ただ 自然に任せていればいいのだ



私たちは 大いなる存在を心から信頼し 自然と共に過ごしながら ありのままに生きること

あなたは あなた本来の姿で あなたらしく生きることが 一番なのだと それは 教えてくれているような気がする



私たちが置かれている状況は 常に変化している

今 見えている物事も この瞬間に変化していく

今 あなたが見ているそれは もしかしたら あなたが思う通りのものでは ないかもしれない

だけど

変化に任せ 自分の心の中にある 大いなる存在を信頼し 比較判断をせず そのままに その姿を見て 受け容れていきさえすればいい

そして

それらすべてを超えたところにあるものを見る その 心の眼を養っていけばいい


私たちは 誰しもが等しく 心の中に 誰かを幸せにする力を持っているのだから





9年前のあの時 心に宿った光の種は

  心も身体も健康になった 自分自身のその姿で 何かの役に 誰かの助けになりたいという その想いだ


コロナウイルスをきっかけに 自分自身を振り返ることで 改めて そのことを思い出した

そして


今まで 心の奥でずっと感じていた迷いや 自分に対する 心許なさがなくなった


今 自分に対して 力強さがみなぎっている



9年前に 心に宿った光の種は 大地にしっかり根を張って すくすく伸びている

これから その幹を太くし 花を咲かせて行こうと思う

あなたの助けを借りながら あなたに光の種を蒔きながら あなたと共に 育てていきたいと思う





これを読んで下さった あなたに 感謝の気持ちと 愛を込めて・・・


写真は 伊勢神宮外宮 月夜見宮 ご神木




伊勢神宮外宮月夜見宮ご神木 光 大木 輝き 仰ぐ 

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